COLUMN住まいのコラム

土地を見つけたら確認しておくべきこと

イエタッタ編集部
2020.02.02

ここだ!という土地を見つけた時に、確認すべきことがあります。

不動産会社の資料(重要事項説明書)でわかること。

現地に行かなければわからないこと。

住宅会社や不動産会社に任せっきりにならず、自身の目で確認しましょう。

確認しないと、工事費が高くなった、住んでから都合が悪いなんてことが起きてしまいます。

 

 

1.コストアップになる要素がないか

以前のコラムで「コストアップになる土地」について解説しました。
大きな高低差がある、上下水道がない、古家付き、背の高いブロック塀は、現地を見れば一目瞭然です。

防火地域や地区計画などの法的な規制は、資料に書いてあります。
不安な場合や分からないときは、住宅会社や不動産会社に聞いてみましょう。

 

 

2.道路の幅が狭くないか

建築基準法で、道路の幅が4m必要となっています。

これは消防車や救急車等の緊急車両が、スムーズに通れるように配慮した規制です。

もし、道路幅が4mなければ、道路の中心から2mの範囲は、何も建てることができません。

この規制を聞いた時、

「目の前の家はギリギリまで建っているのに、なんぜうちはだめなのか?」

とおっしゃる方がいます。

しかし、すでに建っている家や塀は、何もしなくても構いません。

悪質性が高くて行政指導が入る場合を除いては、次に建て替えるタイミングで規制を守るよう求められます。

建築基準法は、建物を建てる法律で、その時に求められる法律だからです。

また、車の出入りのしやすさや、交互通行できる道路を求めるのであれば、6m程度が目安です。

その場合は、交通量が多い可能性があるので、歩行時の安全面を現地確認するのがいいでしょう。

 

 

3.徒歩圏に何があるか

その土地に住むとなれば、そこから歩いて出かけることがでてきます。

最も代表的なのは、通学です。

それ以外にも、コンビニやスーパーへお買い物、公園にお散歩等があります。

そもそも徒歩圏に、このようなお出かけ先があるのか。

また、目的地までに歩道の有無、交通量の多い道路を渡らなければいけないのか、夜間の街灯の有無等の確認が必要です。

 

 

4.ゴミステーションの位置

上記同様、徒歩圏にあるものですが、利用頻度が圧倒的に違うのがゴミステーションです。

可燃ゴミで週2回、不燃等も入れると月に10回以上利用すると考えると、どこにあるかは非常に大切。

雨でも歩いていけるのか。

通勤ついでに、車で通れそうな場所なのか。

苦に感じずゴミ出しができる場所にあるか、必ず確認しましょう。

現地を実際に歩いてみるのが最も確実です。

 

 

5.まちの習慣

今まで住んできた所と全く異なる地域に土地がある場合、まちの習慣を知ることが大切です。

町会費はいくらぐらいか。

年間行事でどのようなことがあるか。

お祭りは参加必須か。

何か特別なイベントがあるのか。

まちによって、習慣は異なります。

不動産会社や住宅会社に聞けば、何か情報を探してくれるかもしれません。

せっかくの新居が快適なのに、馴染めないまちに住んでは快適さも損ねてしまいます。

新興住宅地は、これから住む人たちで習慣を作っていくので心配はありません。

古そうな家が何件も建っている所では、なるべく情報収集をしましょう。

 

 

条件のいい土地と、暮らしやすい地域かは別のチェック項目になります。

土地は早い者勝ちの要素が強いですが、限られた時間の中でも、上記項目をなるべく確認して購入を決断しましょう。

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